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  • TOSHIN物語 Vol.2

    “30代の覚悟”でアジリティーに
    飛び込んだ僕の話

    主人公
    企画部 野田

僕はアジリティーに入社する前までは恥ずかしながら、定職にもあまりつかず派遣バイトでフラフラした生活を送っていた。

一つの会社で長く働き続けなければならない、という意識もなかったから若い頃は気軽に転職を繰り返していたんだ。でも、30代になると自分が本当にやりたいことって何だろう?本当にやりたいことを仕事にしたい、という気持ちがどんどん強くなった。

やりたいことを仕事にしよう、と考えた時、イベント会社、旅行会社、ライターの三択が頭に浮かんでいて、縁があるところで働こうと思っていた。

若い頃からイベントを企画したり、参加したりすることが好きだった僕がアジリティーと出会ったのは必然だったのかもしれない。転職サイトという大海原から、僕は当時まだ誕生して間もないアジリティーを見つけ、入社することを決意した。これが2年前の話だ。

入社してから、僕は何の仕事をしていたのか?アジリティーの中で「社内イベント」に特化したkiwami produceが発足したタイミングと僕の入社が同じタイミングだったこともあり、僕はkiwami produceに配属となった。

kiwami produceでは、社内イベントの企画や運営を行うのが主な業務だった。先輩という存在も売り上げもゼロの状態だったkiwamiで働くことを嫌がる人もいるかもしれないが、僕にとってはそれがとてもプラスだった。誰もやったことがない仕事であれば、最初から新人である僕のアイディアが求められるし、評価される。「こういう案件ならこうすべき」みたいなマニュアルもやり方がないから、かなり難しい仕事であるのは事実なんだけど、その分自分のアイディアを何度も試行錯誤していくことができてすごく楽しかった。そんな感じだから入社したての時、

「アジリティーはすごく自由な会社だな」

って思っていたんだけど、2年経った今でもそれは全く変わっていない。

ゼロからのスタートだったkiwami produceはお客さんを獲得するためにいろんなところを訪問していたんだけど、実は最初の3~4ヶ月は成果ゼロだったんだ。

ノルマがないとはいえ、さすがに僕は焦り始めていた。でも、依然としてモチベーションは全く低下していなかった。普通だったらそれだけやって結果が出なければやる気をなくして投げ出したくなるんだけど、そうならなかった理由の一つには自分の年齢があった。きっと20代の頃だったらサボってそのまま遊んじゃったかもしれない。でも、30代という節目を迎え、決意を固めて入社したアジリティーだったから、真摯に仕事と向き合わなければ、という責任感が僕の中で芽生えていた。そして、もう一つの最大の理由として、周囲からの期待・社長からの信頼があった。たとえすぐに結果が出なかったとしても、あるいはどうすべきか悩んで立ち止まってしまったとしても、それを責める人はいなかった。むしろ、自分一人では見えていなかった新たな視点を助言してくれたり、僕の試行錯誤をあたたかく見守ってくれたりする土壌がアジリティーにはあった。

自分のことを信頼してくれているんだ、期待されているんだっていうのが十分伝わって来るから、俄然自分が抱えている仕事を成功させよう、という気持ちが燃えたのだ。

入社から2年、と聞けばまだまだこれから!というイメージが浮かぶかもしれない。それは僕も同じだ。

振り返ってみると、初めて企画から運営完結まで僕が一貫で担当した入社式のイベントを筆頭に、様々なイベントの企画・運営に携わってきた。最近だとロボコン研修が大成功を収められたが、これから先、僕は今まで以上に難しく、でも同時にワクワクするような案件を担当することになって確実に経験値を得ていくだろう。これまでの僕だったらそれだけで満足したかもしれないけれど、これからの僕は案件をこなすだけでは物足りなく感じるはずだ。なぜか?それは、アジリティーに入社したきっかけでもあり、密かに抱き続けている野望、「スポーツイベやフェスイベの自主開催」を見据えて本格的に動き始めたいと考えているからだ。

僕は若い頃に友人100人を集めてキャンプを開催したことがある。あの時のような、皆が一体となって楽しめるイベントをもう一度本気で企画して、実現させたいんだ。ただ、今はまだこの野望を実現させるのが困難だっていうことを社内の賛同者も僕自身も理解している。だから、野望実現のために今からやるべきこと、必要な経験等を再確認した上で、一つ一つの案件に全力投球していくつもりだ。

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